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ホフマン物語

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季節はさかのぼりますが、真夏の夜・・・
友人に誘ってもらい、娘も一緒に二期会のオペラ「ホフマン物語」を鑑賞してきました。

指揮: ミシェル・プラッソン
演出: 粟國 淳


会社員時代は、海外からの来日公演オペラのご招待があったので、
「こうもり」「フィガロの結婚」「魔笛」を鑑賞したことがあるのですが、

それ以来、ずっとご無沙汰していたオペラ鑑賞♪
とってもルンルンで おでかけしてきました。

「ホフマン物語」のことは何の予備知識もなく
幕間にパンフレットをちらちらっと読んでみると・・・


フランスの作曲家ジャック・オッフェンバックの4幕のオペラ
ドイツ・ロマン派の詩人E.T.A.ホフマンの小説から3つの物語を用いて
脚色したもので、オッフェンバックが未完のまま死去してしまったので
数多くの版があるらしいです。


一言でいってしまえば、主人公ホフマンが、歌う人形のオランピア、
瀕死の歌姫アントーニア、ヴェネツィアの娼婦ジュリエッタと
次々に恋に落ちるが何れも破綻するという内容。


以下室田尚子さんの解説を引用しながら
見どころを掲載します。

過去の失われた3つの恋。
それは、芸術の女神ミューズと悪魔との駆け引きに左右されている・・・

ミューズはホフマンの親友ニクラウスの姿になり、
詩人で音楽家であるホフマンを守りながら、
恋に生きるより芸術の道に彼を引き戻そうとしています。

一方悪魔は、リンドルフ、コッペリウス、ダペルトゥット、ミラクル博士へと
姿を変え(すべてひとりの歌手が歌うのもみどころ)、
恋敵となってホフマンの運命を操ります。

つまり、ホフマンの物語は、ただの夢見がちな男性のコイバナではなく、
「愛」と「芸術」との葛藤の中で人が生きることの意味を問いかける物語、
そういえるのではないかと室田さんの言葉は結ばれていました。


隣に座る中2の娘に、わかるかなぁ・・・って
思いましたが、

「面白かった」 「よくわかったよ」 と言っていました。 
(どれだけ感じとってくれたかは、不明ですが。。。)

それを抜きにしても迫力ある歌や衣装や場の華やかな空気感
さすがオペラ!!

その醍醐味を十分味わえた夜でした。
(この日、辰巳拓郎さんとお嬢さんのお姿も♡仲良しなんですね~)

オペラ入門講座(→★★
by faire_ma_vie | 2013-10-18 10:00 | 【見】Art,Movie